本屋業suiranのこと
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前橋のWandervogelさんに古本を納品しました
家具と雑貨を販売するWandervogelさんの本をすべて入れ替えました。
店のすぐ隣を交通量の多い国道が走っていますが、目の前を流れる広瀬川と風になびく大きな柳が気分をのんびりとさせてくれます。

店長の関さんは週末にお店番をされることが多く、平日はスタッフの岡野さんが働いています。カメラマンとしても活動されていて、Wandervogelの商品紹介やブログで使われている写真はすべて岡野さんが撮影したものです。今日はいつも「撮る側」の岡野さんをモデルに、Wandevogelでの本のたのしみ方を撮影しました。
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1階にも2階にも本棚があります。その中から気になる本を見つけ出して、2階の窓際に腰掛けてゆっくりと読書の時間をお過ごしください。大きな窓からは外の様子もよく見えます。
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店内に置かれている花々は毎週入れ替わるので、いつも新鮮で、季節を感じます。


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80冊ほど本を入れ替えました。
建築、インテリア、暮らし、写真などを切り口にセレクトしています。
また、作り手の顔が見えて、永く使えるものを商品として取り扱いされているので、その辺りも意識して。
(一部表紙にパラフィン紙をかけているため、紗がかかったように見えます)

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by suiran-books | 2015-02-28 17:03 | 本のこと | Comments(1)
本を浴びる
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勤め先の新刊書店には毎日のように来店するお客さんがいる。”いつものおじさん”もその一人。おじさんはいつも決まった時間に来店し、通路を飛ばさずに規則正しく、端から端まで一定のスピードで歩いていく。さながら何かの競技のように、颯爽と、粛々と実行される。本を買う姿を見たことがない。

何をしているんだろう。緑の中を気持ちよく歩き回る森林浴のように、全身で本を浴びているのだろうか。そうだとすれば気持ちがよくわかる。本屋に行かない日が続くと体が本を欲するのだ。たとえ欲しい本がなくても、たとえ本を読まなくても、本屋へ行くことで落ち着き、満足できる。

今日も“いつものおじさん”はやってきた。
「あっちの壁に貼ってあるポスター、日付がもう古いよ」
ときどき鋭いご指摘をくださる。寒くなってからは来店頻度が少し減った。
by suiran-books | 2015-02-27 00:12 | あさっての方向 | Comments(0)
アメリカンカルチャーの教科書
『relax』という雑誌が2006年に休刊した。当時は読んでいなかったし、いまでもときどき見かけるぐらいで、どんな雑誌だったのかよくわからない。“他にない、とがった、かっこいい”内容だったとは聞いていた。


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表紙の付いていないペーパーバックは目を引く。『果てしのない本の話』、タイトルも気になった。帯には「本書に登場する本」が書いてあって、片岡義男、ホンマタカシ、大橋歩、庄司薫...古本屋で見かけたら手に取る名前ばかり。この本にはsuiranで扱うような本がたくさん出てくるらしい。なんだなんだと少し読んでみてもよくわからなかった。知らない単語が多すぎた。ただ「知っておいたほうがたのしいこと」が書かれていると直感した。

著者の岡本仁さんは『relax』の編集長を務めた他、『BRUTUS』や『ku:nel』の編集に携わってきた。長年蓄積した知識や経験の量がすごそうだ。『果てしのない本の話』では、それらが気心の知れた友人とおしゃべりでもするように披露されている。片岡義男の『ロンサム・カウボーイ』を皮切りに、主にアメリカの生んだヒト、モノ、コトが連想ゲームのようにつながっていく。そのほとんどは、岡本さんが現地で過ごした時間をベースにしている。不思議と日本とのつながりが多くておもしろい。

世界をぐっと広げてくれる本に出会えた。知らない単語が出てくるたびに検索するから、ページはなかなか進まない。学校で使っていた教科書のようにあれこれ書き込みたくなる。時間をかけて読み終えたら、いつでも読み返せるように手の届くところに置いておこう。


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あしか図案の殿岡さんは『relax』をリアルタイムでたのしんでいた世代。打ち合わせの席でこの本を紹介すると、目を輝かせてうれしそうに眺めていた。こうなったら『relax』も読んでみたい。
by suiran-books | 2015-02-23 20:37 | 本のこと | Comments(0)
前橋のbook stand レンズに古本を納品しました
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前橋のフリッツ・アートセンター内にあるbook stand レンズに納品しました。
フリッツ・アートセンターの向かいに広がる敷島公園はまだまだ全体に色が薄くて冬色です。それでも多くの家族が思い思いの時間を過ごしていました。ひと月もすれば辺り一帯は桜に染まります。春はもうすぐ。


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30冊ほど納品しました。
(パラフィン紙をかけているため、紗のかかったような表紙です)

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by suiran-books | 2015-02-21 16:20 | 本のこと | Comments(1)
午後の匂い
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玄関のドアを開けたときにふっと香る午後特有の空気の匂いがある。あまいとかすっぱいとか、味覚で表現できるような特徴のある匂いではないから、発生源もわからない。でも、いい匂い。

残念ながら毎日は香らない。ただ、季節は関係ない。雨の日はダメ。「今日はあの匂いするかな」と意識することもなくて、いつもふいに香る。そして「あぁ、今日は午後の匂いがする」と胸いっぱいに空気を吸い込んで満喫する。でもほんの数分でそんなことも忘れてしまい、いつのまにか日常に戻っている。

その匂いを嗅ぐと決まって小学生の頃の放課後の記憶がよみがえる。中学生でも高校生でもない。時間でいえば、午後の2時、3時ぐらいだから、たしかに放課後の時間。放課後の校庭や、遊び回った山とか川の景色。なんだか懐かしく、体の奥のほうが少しキュンとなる。

匂いを解析すれば、その構成要素がわかるのだろうか。匂いのプロが成分を調合することで、あの匂いは作り出せるのだろうか。

新発売「午後の匂い」、定価700円。
そんな日が来たら、開発者と語らいたい。
by suiran-books | 2015-02-17 23:41 | あさっての方向 | Comments(2)
高崎のpeace treeさんに古本納品しました
日差しにあたためられた車を走らせて、ちょっと早い春の気分で納品してきました。
高崎の環状線にあるpeace treeさんです。県内では初めて古本をセレクトさせていただいた店。peace treeさんとの出会いはこちらを。

ここで作業をしていると続々と知り合いがやってきます。黙々と本棚に向かって作業をしていると突然肩をたたかれたり。群馬に拠点を置いて活動ができているのはこの店に出会ったからなんだと実感する瞬間であり、長時間滞在の始まりの合図でもあります。本日の記録は5時間弱でした。

アニキのような存在のスタッフ・江原さん。いつもいつもくだらない話ばかりで盛り上がっちゃいますが、服のことを聞けば何でも教えてくれます。他のスタッフのみなさんもびっくりするぐらいやさしく接客してくださるので、春に着て出かけたい服を見つけにぜひ。店内はもう春模様でした。

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今日は60冊ほど本を入れ替えました。
その中でもpeace tree感の高い本をご紹介します。
(紗がかかったような表紙の本は、パラフィン紙がかかっています)

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by suiran-books | 2015-02-16 19:39 | 本のこと | Comments(0)
書くこと
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ちょこちょこと文章を書く仕事をしています。
朝日新聞の姉妹紙「朝日ぐんま」では、本にまつわるコラムを月に一度ぐらいのペースで書かせていただいています。そちらはwebでもご覧いただけます。

本の話

限られた文字数で思いを伝えることは、何よりも「言葉」を知るための勉強になります。紙の辞書、現役です。


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入荷しました。

ぼくの絵本じゃあにぃ
続・植物誌
こころの眼
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逆行
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おじいちゃん。おばあちゃん。
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真夜中百景1
jicca
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『BRUTUS no.794 みんなの写真』
『エリック・ホッファー自伝』エリック・ホッファー
『音楽は自由にする』坂本龍一
by suiran-books | 2015-02-11 10:32 | 活動のこと | Comments(1)
絵本の世界に没入
たかさき絵本フェスティバルに行ってきました。

入場するやいなやミロコマチコさんの圧倒的なエネルギーを感じる世界が広がっています。原画と動物の置物など。聞けばミロコさんと事務所のスタッフが一つひとつ置き場を入念に計画して配置していったそうです。天井から下がる飾り物まですべて。圧巻のミロコマチコワールドがありました。

会場で説明してくださったスタッフの方。絵本を愛している(好きをとっくに通り越して)ことがその表情から伝わってきました。21回目の今回、BACHの幅允孝さんにご助言いただくなどして、「絵本原画展」あらため「絵本フェスティバル」と掲げて開催。これまで以上に幅広い世代の方々が来場しているそうです。

展示会場の最後には山ほどの絵本と共に、幅さんがセレクトした本が並んでいます。「この絵本に興味をもったそこのあなた、こんな本もありますよ!」と、さらに広がりのある本の世界へ案内してくれます。高崎で、幅さんの「本をセレクトすること」の一端に触れることのできるとても貴重な機会です。世の中にはこういうことを仕事にしている人もいらっしゃいます。そんなことを知っていただければ、なんだか僕もうれしいです。

『きょうはマラカスのひ』のクネクネさんには心をつかまれました。なんて健気なんだろう。

たかさき絵本フェスティバル

2月10日まで。


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天華堂書店2階の一時休業まで残すところ2回の営業となりました。
ちょこちょこと入荷が続いていますのでよろしければご来店ください。

入荷しました。

友へ贈る 山の詩集
こんなときお母さんはどうしたらよいか

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袋小路の男
ばかもの
もぎりよ今夜も有難う
ちくま文学の森 旅ゆけば物語
ちくま文学の森 動物たちの物語
セックスの哀しみ
文房具52話

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シネマ今昔問答
君がいない夜のごはん
亀倉雄策 YUSAKU KAMEKURA 1915-1997
美術手帖 2002/5 大竹伸朗の本
大いなる山の日々
真夜中 vol.1
真夜中 vol.2
真夜中 vol.3
インド夜想曲
全ての装備を知恵に置き換えること

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絵本 ジョン・レノンセンス
就職しないで生きるには
つくることばいきることば
野蛮な読書
ボタンとリボン

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物語の旅
Portrait in Jazz
小津安二郎の美学

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写真作法
ポラロイド・コレクション アメリカ 写真の世紀
FOOTSTEPS OF DREAM
ヨーロッパ・野の花の旅
英国生活物語

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by suiran-books | 2015-02-05 13:59 | 本のこと | Comments(0)