本屋業suiranのこと
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こういう本との出会い方【 探求本編 】
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知人から頼まれていた本がようやく見つかった。
自分ではきっと買わない本には思わぬ出会いや発見があるものだ。

表紙を開いたところに元の持ち主の蔵書印とメモがあった。

 KAKEGAWA.
 NOVEMBRE.
 1926.


当時フランス語をすらっと書ける人は、今ほど多くなかったんじゃないだろうか。
海の向こうの国に大変興味を抱いていた人かもしれない。

さらにページをめくっていくと余白に走り書きがあった。達筆で一部読めない。

 各人はこの世に送り出されるときに体の中に重りを持っている。
 それで万有引力といふ様なもの**をする。
 罪人は体の中からおもりを、抜きとられる。
 そして大砲につめて青空に向って打出される。
 宇宙の引力が作用しなくなる。
 彼は永遠に時の終りまで無限の宇宙を走りつづけるのだ。
 一寸と考えただけでもおそろしい刑罰だ。
 ****
 静岡へ向ふ汽車中にて


掛川から静岡へ向かう車窓。
右手には海、左手には山が、秋から冬へ変わるその様子に、時間を感じていたかもしれない。

1926年11月、静岡県掛川市にあった本が巡り巡って今自分の手元にある。
古本は、いろいろ想像させてくれる。


● 倫敦塔  夏目漱石  春陽堂
by suiran-books | 2011-08-31 09:08 | 本のこと
peace treeに『2011秋コレクション』を納品
本を置かせていただいているpeace treeの本棚を、ほぼまるっと入れ替えました。
店内の商品が秋物に移行するタイミングで、本棚も秋に読みたい本にしました。
どうぞ店頭にてご確認、お立ち読みください。よろしくお願いします。

peace tree
群馬県高崎市貝沢町1315-3
027-363-2003
12:00-21:00(日曜、祭日は-20:00)/定休日なし
by suiran-books | 2011-08-31 08:27 | 活動のこと
長野を走る
ずいぶん高いところを走っているような気がする。
山と山の間に町があり、田んぼがあり、そして道路がある。
通り抜ける風はさらさら。

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by suiran-books | 2011-08-30 10:41 | あさっての方向
ひねもす読書
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予定がぽっかり空いた今日を贅沢に過ごした。

● われらをめぐる海  レイチェル・カースン  早川書房
● ハチミツとクローバー 7-10巻  羽海野チカ  集英社
● 上林暁傑作小説集 星を撒いた街  山本善行  夏葉社
● 不思議な羅針盤  梨木香歩  文化出版局

もちろん読み切れず、そしてまた今日も本を買った。そして今網戸にクワガタがとまった。おぉ。
by suiran-books | 2011-08-22 21:42 | あさっての方向
翠巒006
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玉原。図らずも、ラベンダー効果でなんだか模型っぽい。
by suiran-books | 2011-08-21 20:33
手放したくないけど紹介したい本 3冊目
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京都に引越して、はじめに買った本が京都の地図でした。
どこに行くにもリュックに入れていたので、京都を離れるまでの4年間で折れて汚れてくたくたになりました。

*

今回紹介するのは、京都の地図は地図でも、イラストで書かれた京都地図。
イラストはこんなです。
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安井嘉三氏によるイラストはどこかで見たことあるような。
きっと誰かの絵に似てるのだけど、思い出せません。
写真もたくさん載せられていて、原稿にきれいに切って貼ったと思われます。丁寧な手作業が見えてきます。

昭和47年発行のため、それはそれは自分の知っている京都ではなく、それでも京大前の進々堂はその当時すでに“すごく古い喫茶店”と注が振られています。
通りの真ん中の線は何かと思えば、今は無き京都市電とのこと。へぇ〜。

この本の持ち主は、これを持って京都観光をしたのでしょうか、二条城近くの「ホテルニュー京都」が青く塗りつぶされています。
調べてみたらこれまた今は無きホテル。

こうやって、古いけれど新しい京都を知れる本なのです。

表紙が紙ではなく、手帳などに使われるツルサラな手触りのもの。
カバンに入れてどこにでも持って歩ける本格旅仕様で、ちょっとぐらいの雨ならへっちゃらです。
あぁ、京都行きたい。


● イラストマップ京都  市民書房  1972年初版発行


*

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こないだの本、あった!
by suiran-books | 2011-08-20 09:12 | 本のこと
こういう本との出会い方【 装丁にいちころ編 】
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背表紙の色味にびびっときて棚から抜いてみたらこの姿。

かわいすぎる。

あまりのかわいさに、にんまりしながら開いてみれば、やっぱりそうだ「装画 安西水丸」。イラストの力の抜け具合もそうだけど、その色合いにも構図にもめろめろ。
装幀は多田進。抜群。

週末、なんとしても残りを連れて帰って来なければならない。
誰もこの存在に気づかないでおくれよ。


裏表紙だってこの有様なのです。

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● 日本の文学シリーズ  ほるぷ出版
by suiran-books | 2011-08-10 08:44 | 本のこと
ほとんど緑色
前の会社の同期が群馬に遊びに来た。
車窓を流れる景色はずーっと緑色だったね。


1日目
榛名→高崎→伊香保

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2日目
伊香保→軽井沢

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by suiran-books | 2011-08-02 08:47 | あさっての方向