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先日、出張買取先でひとつの本棚に出会いました。
そこに収まる本はすべてパラフィンで丁寧に包まれて、並び順には意図が見え、背表紙の位置で美しく整列していました。各地の古本屋へでかけて収集した時間。読み込まれた時間。手間をかけた時間。本棚と向き合ったとき、あふれる時間と愛情があまりにも伝わって、それはもう触れることすら迷うほどでした。 買い取りにうかがうと、そこには必ずストーリーがあります。 明るいものも悲しいものも美しいものも、それはさまざまです。 「本は記憶とともにある」 ストーリーに触れるたび、いつもそんなことを感じていました。 大きくて印象的な本棚がきっかけとなって、買い取りさせていただいた本を次の方へお届けする活動とともに、本がそこにあった記憶を記録する活動もしていこうと決めました。 記録のお手伝いをしてくれるのはカメラマンの上原ミワさんです。 その本棚はOさんのお宅にありました。 ほとんどが山や自然の本で、特に、串田孫一、辻まこと、尾崎喜八、ヘッセの著書が多かったです。旦那さまが初めて貸してくれた本が辻まことの『すぎゆくアダモ』だったと、奥さまが恥ずかしそうに教えてくれました。 Oさん宅は建て替えのため取り壊しが決まっていて、この機に本も整理することを決断。 良い色に育った本棚と、さまざまな時間を含んだ本の記録です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by suiran-books
| 2016-07-02 10:00
| 本と記憶の記録
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