本屋業suiranのこと
午後の匂い
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玄関のドアを開けたときにふっと香る午後特有の空気の匂いがある。あまいとかすっぱいとか、味覚で表現できるような特徴のある匂いではないから、発生源もわからない。でも、いい匂い。

残念ながら毎日は香らない。ただ、季節は関係ない。雨の日はダメ。「今日はあの匂いするかな」と意識することもなくて、いつもふいに香る。そして「あぁ、今日は午後の匂いがする」と胸いっぱいに空気を吸い込んで満喫する。でもほんの数分でそんなことも忘れてしまい、いつのまにか日常に戻っている。

その匂いを嗅ぐと決まって小学生の頃の放課後の記憶がよみがえる。中学生でも高校生でもない。時間でいえば、午後の2時、3時ぐらいだから、たしかに放課後の時間。放課後の校庭や、遊び回った山とか川の景色。なんだか懐かしく、体の奥のほうが少しキュンとなる。

匂いを解析すれば、その構成要素がわかるのだろうか。匂いのプロが成分を調合することで、あの匂いは作り出せるのだろうか。

新発売「午後の匂い」、定価700円。
そんな日が来たら、開発者と語らいたい。
by suiran-books | 2015-02-17 23:41 | あさっての方向 | Comments(2)
Commented by せき しんご at 2015-02-18 15:48 x
おもわず新しい雑誌の紹介かと思いましたよ!笑
Commented by suiran-books at 2015-02-18 22:51
せきさん!!だいぶご無沙汰しちゃってて、Wandervogel組と「せきさんは元気かな?」ってよく話してたんですよ。だからこんなとことで再会できたのがうれしい。「午後の匂い」、雑誌のタイトルとしても悪くないですね。まったくの妄想でごめんなさい、お許しを!
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