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サイモン・ウィンチェスター『博士と狂人』
シェークスピアが戯曲を作った時代には辞典がなかった。(辞典風のものはあった)
だから、シェークスピアは辞典を引かずに後世に残る名作を完成させた。

日本も、いわゆる古典が作られたときに辞典はなかったのだろうか。

言葉がまだ明確な定義付けをされず、話し言葉の“音”として漂う時代。
よりどころとなるのは、自身の経験と、ちょっとした文献だけ。

辞典のない世界なんて想像したこともなかった。
こんなにも心細いものなのか。

この本はオックスフォード英語大辞典が誕生するまでの話。
とてもおもしろく読んでいる。
この短い文章を書くだけでも3回辞典を引いた。
by suiran-books | 2014-10-11 22:04 | 本のこと | Comments(0)
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