本屋業suiranのこと
#040 アインスタイン全集
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宇宙はいつできたのか...どこまで続いているのか...
アインシュタインと聞くとそんな途方もないことを考えてしまいます。

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1879年、ドイツに生まれたアインシュタインは、子どもの頃に父親がくれた方位磁針によって自然界に興味を抱くようになりました。10代前半までにはピタゴラスの定理やユークリッド幾何学について独学し、理解をしていたとか。とにかく、アインシュタインに関する逸話は生まれたときから事欠きません。

アインシュタインの代名詞とも言える「(特殊)相対性理論」を発表したのは1905年のこと。スイスの特許庁に勤めていたころ、バスの中から見える時計台の針が動いていないように見えた。そんなことから着想を得たようです。

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1920年代初めにに改造社から出版された「アインスタイン全集」は、アインシュタインがこのときまでに書いた科学論文をまとめた初めての本です。それが日本で成されたことにアインシュタインは喜びの声を寄せています。

これは私の全科學的論文の最初の出版です。
これが日本語でなされると云ふことは、私に取って日本の科學的生活並に興味の強さに對する一つの新らしい證據であります。私はこの日本を最近數週の間に科學の國として尊敬することを知つたばかりでなく、却ってーーーでも之れはもつと多とすべき處なのですーーー人間的の立場からして好愛することを知つたのでありました。
                1922年12月27日 アルベルト・アインスタイン


翻訳は、アインシュタインが来日した際に通訳としても動いた石原純をはじめ、山田光雄、遠藤美壽、阿部良夫の4人の科学者です。当時この本は非売品として世に出ました。どういった経緯で人の手に渡っていったのかはわかりません。

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今回紹介する4冊は改造社から直接取り寄せたもののようです。第一巻の見出しに持ち主が記しています。冬の日の夕方に手にした一冊は、所有欲を十分満たしてくれたことでしょう。

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余白たっぷりに組まれたページは読みやすいですが、内容はやはり難解です。アインシュタインの考えや研究を追うには貴重な資料ですが、本の状態に難があるため、本棚にそっと置いておき、その佇まいを愉しんでいただくのが良いかもしれません。

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表紙には革と布が使われ、天は金付けと贅沢な造本ですが、90年以上前に出版された本なので、全体にイタミがあり、シミやヨゴレもあります。

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第二巻は中身が表紙の背の部分からはがれてしまっています。

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第四巻は背表紙のイタミが激しく、触れただけでもろもろとはがれてしまします。

函は紛失しています。

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アインスタイン全集4巻セット
訳者:石原純、山田光雄、遠藤美壽、阿部良夫
出版社:改造社
サイズ:155mm×223mm
出版年:1920年代初め
商品番号:040
価格:sold

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tutiya0606[at]gmail.com
([at]を@に変えてください)
by suiran-books | 2014-06-05 21:35 | 古本の通信販売 | Comments(0)
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