本屋業suiranのこと
夏が近づくと
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季節はにおいで感じる。
夜、夏のにおいがすることが多くなってきた。
ビーチサンダルを履いて、用も無いのに近所のコンビニまで散歩をしたくなる。

こないだ古本屋で「耳をすませば」のパンフレットを見つけた。
今まで一番多く観ている映画。観るといろいろがリセットされる映画。
だから、いつかどこかで見つけられたらいいな、と思っていた。

パンフレットの最初のページにあった“プロデューサー”宮崎駿の言葉。

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この作品は、若い観客の今のあれこれに、理解を示して歓心を買おうとしない。
彼等、若い人々が置かれている今日的状況について、疑問や問題意識をひけらかす事もしない。
この作品は、自分の青春に痛恨の悔いを残すおじさん達の、若い人々への一種の挑発である。
(中略)
この作品は、ひとつの理想化した出会いに、ありったけのリアリティーを与えながら、
生きる事の素晴らしさを、ぬけぬけと唱いあげようという挑戦である。


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オリビア・ニュートン・ジョンの歌う「TAKE ME HOME,COUNTRY ROADS」が流れる中、主人公の雫が、近所のコンビニへ牛乳を買いに行くシーンから物語は始まる。
by suiran-books | 2012-06-09 21:38
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