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宮沢賢治絵本原画展「雨ニモマケズ」開催中
 
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勤務先のフリッツ・アートセンターで宮沢賢治の絵本原画展を開催しています。

今回の作品は賢治の作品中でもいちばん聞き馴染みのある『雨ニモマケズ』です。
絵を描いたのは世界を代表する染色工芸家の柚木沙弥郎さんです。なんと御歳94歳!精力的にご活動されています。

雨ニモマケズ、から始まるその一節は、賢治の「祈り」だったと言われています。年月を経た今でも色あせることなく、すーっとからだに染み込んでくるのは、作品ではなく「祈り」だったからなのかもしれません。

柚木さんの描いた色彩豊かな『雨ニモマケズ』は、自由で、明るく、前向きになれます。



宮沢賢治絵本原画展
『雨ニモマケズ』
作:宮沢賢治
絵:柚木沙弥郎

会期:2016年11月19日(土) - 2017年1月9日(月・祝)
開館:11時 - 20時(月曜19時、金曜21時まで)
休館:火曜
会場:フリッツ・アートセンター 前橋市敷島町240-28
 
# by suiran-books | 2016-11-28 10:39 | あさっての方向 | Comments(0)
千明仁泉亭の蔵書
知人からご紹介いただいたのは今からちょうど一年前、本格的に寒くなる少し前のことです。「知り合いの旅館の蔵書を整理してほしい」そんなお話でした。

「すごい」とは聞いていたものの、実際に訪れてみると想像をはるかに超える本の数で、どこからどう手をつければいいものか。しかも、今までに見たことも触れたこともない本ばかりでした。

その旅館は創業500年の歴史をほこる伊香保の千明仁泉亭。
500年といわれてもなかなかピンときません。
ただ、本とともに眠っていた古道具や民具、掛け軸などから、その積み重ねられた時間を少し覗くことができたような気がします。


 千明仁泉亭にあってほしい本
 この先ずっと残しておきたい本
 訪れたお客様に閲覧していただきたい本

何万冊の本をより分けて汚れを落とし、補修を施してグラシン紙を巻く。黙々と本に触れるのは、いつもとても楽しい時間です。
半年をかけてようやく数百冊が旅館の蔵書となりました。

若女将の話によれば、先代、先先代が特に本がお好きだったようで、その時代に買い求めた本がほとんどだとか。趣味の狩猟や煙草の本、日本と海外の文化・風習にまつわる本、なかでも多かったのは温泉や旅の本で、表紙からユニークで心躍りました

千明仁泉亭は明治の文人徳冨蘆花の常宿だったこともあって、稀少な著書もたくさん出てきました。代表作『不如帰』には千明仁泉亭の描写があるほど愛されていました。


まだ少し先のことになりそうですが、千明仁泉亭を訪れたとき、その圧巻の蔵書を眺められる日が来るはずです。




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千明仁泉亭の蔵書



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本に紛れていた先代のコラージュ写真。おそらく海外の雑誌を切り抜いて作成したものです。本物の格好よさを見ました。

 
 
 
# by suiran-books | 2016-11-08 22:00 | 本と記憶の記録 | Comments(0)