本屋業suiranのこと
3月の読書
なんとまぁ少ないこと。
つまみ読みでおなかいっぱいになってる、というのはある。
あと、スラムダンクも全部読みました。


読んだ本の数:5冊
読んだページ数:665ページ

現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫)現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫)
読了日:03月31日 著者:穂村 弘
俺はその夜多くのことを学んだ俺はその夜多くのことを学んだ
読了日:03月30日 著者:三谷 幸喜
アレクセイと泉のはなしアレクセイと泉のはなし
読了日:03月29日 著者:本橋 成一
観光 (ハヤカワepi文庫)観光 (ハヤカワepi文庫)
読了日:03月21日 著者:ラッタウット ラープチャルーンサップ,Rattawut Lapcharoensap
センス・オブ・ワンダーセンス・オブ・ワンダー
読了日:03月07日 著者:レイチェル・L. カーソン

# by suiran-books | 2011-04-05 08:54 | 本のこと | Comments(0)
11日から今日までのことの記録
【そのとき】
最初は立ちくらみかと思った。
ちょうど本屋へ出勤するために着替えているときで、
横にゆらーゆらーってゆっくり揺れた。
地震か。
でもそれほど大きくない、けど長い。
どうしたものかととりあえず部屋を出て、いつかどこかで見たか聞いたか「地震のときはトイレが安全」ていう嘘か本当かもわからない情報を無意識に信じてトイレのドアを開けた。
まだ揺れてる。結構大きいかも。
部屋からは何か落ちる音がしてるし、これはおおごとだとトイレに入らず階段を降りる。
途中玄関ドアのガラスの向こうに人影が見えて、帰って来た母だとすぐにわかった。
2階からも1階からも何かが落ちる音。玄関を開けて外に飛び出る。
揺れが一段と大きくなって、へたり込みそうな母をなんとか駐車場の外まで移動。
たぶんこのとき一番大きな揺れになった。
聞いたこともないような音がいろんな場所からして、家が地球と一緒に揺れ続けていた。
そのときは“怖い”じゃなくて、“すげー”と揺れる辺りを見回していた。

【本屋へ】
恐怖に震える母は近所の家に避難。
パートで働くおばちゃんも家が心配に違いないから、崩れ落ちた本を横目に急いで本屋へ向かう。
このときにはもう電話は不通。
信号は消えていて、コンビニも真っ暗。いつもの風景がいつもじゃなかった。
時間が経つほどにドキドキしてきた。
本屋に着くと一時間の閉店中。5冊ぐらい本が落ちた程度であとは特に被害はなかったらしい。
レジカウンターのパソコンで状況を把握。ドキドキドキドキ。
それでも本屋は何事もなかったように営業を再開した。
“こんなときでも人は本を買いに来るんだ”とすさまじく虚しくなった。お客さんではあるのだけど。なんか悲しかった。
閉店までずっとレジ。余震数回。ニュース見たい。

【帰る】
閉店後、なじみの警備員さんが「これ見てよ。日本大変なことになるよ、明日から。ガソリン無くなるよ」とテレビの前に案内された。
車も家も波にのまれてる。信じられないけど現実だった。
帰り道はとにかく暗かった。
家はライフライン問題無し。ニュースを見る。あの瞬間、東北はこうだったんだ。
とりあえず今日は寝ようとするも、揺れで寝れない。階下からは緊急地震警報の音。ドキドキドキ。
駐車場の姉の車で寝袋にすっぽり入って寝た。




【その後の日々】
本屋は変わらず営業。虚しさがちょっと続く。
お客さんの数は地震当日ガクンと減ったものの、その後はいつもの通りに戻った。
今日義援金をいただく箱を設置。若い人がたくさん入れてくれる。
本の入荷が全体で遅れている。


地震当日、本屋の帰りに蕎麦屋に寄ってみる。真っ暗。
後日あらためて行くと器が10ぐらい割れたらしい。柱にも梁にも亀裂があった。
「引き戸の鈴が鳴り止まないから、お客さんがいっぱい来たのかと思った」と店主。
大丈夫そうで一安心。
でもやっぱり山の上だからお客さんは激減。ガソリン使うからね。
店自体は停電しても何ら変わらず営業可能。すごいことだ。


各方面の無事を確認。


ツイッターが訳わかんなくなってた。糸井重里のツイートを読む。ほっとする。
優しい(易しい)言葉の使い方がうまいと思う。

 考えるときに大事なのは、心配するあまりに、確保されている部分までも、
 疑いだしてしまうことだと思うのです。それを、パニックというのだと思います。
 最悪の事態を想像するのはいいですが、「手がかり」をむだにしたくないものです。
 警戒にも持続可能性が必要です。


群馬県出身というのもうれしいとこ。


清水圭のブログを読む。そうだ、と思う。


明日から計画停電をしますよ、という会見を見た直後にこの辺で唯一深夜営業しているドンキホーテへ向かう。
すでに周辺は大渋滞。店の中の明かりの類いは空っぽ。恐ろし。
その日の昼間にはガソリンスタンドを回りつくして、レギュラー2000円分だけなんとか入れられた。


計画停電中の街を走る。めちゃくちゃ怖い。
でも交差点では個々のやさしさが全開で皆とアイコンタクト。身振り手振り。パッシング。
やさしいなぁと思う。でも危ない。


我が家に読書ブーム到来。
母は『岳』『深夜食堂』『Arne』を読破。姉は『1Q84』。
「この雑誌なかなかいいね」と母は『Arne』を絶賛していた。やや上の方から。


*

いろいろあった。
家族が無事でよかった。

被災地のことを思い、過ごそう。
被災地の復興を祈り、過ごそう。
それが自分にできること。

おやすみ。
# by suiran-books | 2011-03-19 01:35 | あさっての方向 | Comments(0)